セネガルの料理
セネガルの人と一緒に料理をする機会があった。
と言っても野菜を切るだけの仕事。
彼らは豪快だ。
大きなブリと鯛を7匹買ってきて
包丁でぐいぐいと切って行った。
私がニンニクの皮を向いていると別の男性が来て
空のペットボトルにニンニクを入れて
思いっきり振っている。
それをまな板の上に転がすと熱くなっている。
前にテレビでニンニクの皮はレンジでチンをしてからむくと
つるっとかんたんにむけるとやっていた。
これと同じように熱くするとむけるらしい。
野菜も豪華だ。
なすとパブリカは半分に切る。
人参も縦に半分、サツマイモは皮をむいて大きく切る。
おくらはそのまま、かぼちゃも大根も大きく切る。トマトはミキサーでどろどろにする。
ニンニクや葱、玉ねぎをミジン切りにして
一味、塩で味付け鯛のお腹に詰める
それを油でからあげ。
全部おおきなお鍋にいれてブイヨン、水、塩、一味で煮こむ。
最後にかたまりのキャベツを蒸し煮。
出来たら野菜を取り出しお米を入れて炊く。
お米は5キロ。
あらかじめといでざるにあげていた。
少しおこげができた。
彼らはそれをこそげとり「これがおいしいんだよ」と別のお皿に入れる。
器にお米を下に敷きやさいを色よく盛り付ける。
魚の目玉は食べないそうだ。
たくさん塩を入れたのにからくない。
レモンが効いている。
私達も手を洗って右手で
ごはんをつぶして食べる。
「美味しいですね」と言ったら
「お母さんが頑張って
手伝ってくれたから」と
私の顔を見て笑って言った。
ラマダンはどうしてあるのか聞くとお腹の中をカラにして休ませる意味と
貧乏な人の気持ちが理解出来るように・・と言うことだった。
セネガルではあまったお料理は貧しい人にあげるそうだ。
私達も貧乏だから・・と言ってあまったお料理をパックに入れて持ち帰った。
by mmk0512 | 2017-07-31 10:07 | 食べ物 | Comments(0)